【指導者・選手向け】野球肘の予防に必須!SSEラインを解説

投球動作にとても重要なSSEラインって知ってますか?

ケガを予防する上で必ず押さえておきたいところです。

SSEラインをしっかりマスターしてケガをしにくい投げ方を目指してください。

では始めます。

本記事の内容

・SSEラインの重要性が分かる。

・SSEラインの診かたが知れる。

・SSEラインで投げるコツが知れる。

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野球肘の予防に必須のSSEラインって?

たくや

SSEラインというのは

S:Shoulder(肩) S:Shoulder(肩) E:Elbow(肘)のライン(線)

頭文字を取ってSSE(エス・エス・イー)ラインと呼びます。

右投げの場合で話を進めますね。

右投げの選手では、左肩と右肩と右肘を結んだ線がこれに当たります。

この線が一直線になっている状態が理想。

なぜ野球肘の予防に必須なのか?

SSEラインが一直線になることで肘・肩にかかる負担が最小限に抑えられる。

ボールを投げる時のストレスは、肘の内側の靭帯・筋肉にかかってきます。

ラインが崩れていると、ストレスが分散できずに肘や肩に集中的にかかることになります。

肘の靭帯を損傷する選手は「あの1球で肘を壊した。」と話すこともあります。

でも普段からボールを投げるたびに小さなストレスがかかっているんです。

そのストレスが積み重なって、耐えれなくなった時に「ブチッ!」という音とともに損傷するのです。

今、いつも通りに投げれていても悪い形で投げ続けていれば、いつ痛みがでてきてもおかしくないという事。

肘周りの筋肉は手首や指先まで伸びています。

靭帯と一緒にストレスから肘を守る働きをしています。

リリースする瞬間にボールにスピンをかけるのは肘の筋肉。

100球投げれば100球分の負担が肘の筋肉にもかかるんです。

できるだけ負担の少ない投げ方としっかりとしたケアの重要性を感じてもらえたら嬉しいです。

SSEラインをどうやってチェックするか?

チェックの方法は難しくありません。

投球動作を動画で撮りましょう。

スマホでも問題なくチェックできます。できればスローモーションが良いでしょう。

取る方向は

  • 真正面または真後ろ
  • お腹側または背中側

の2方向からです。

チェックするのは左足が完全に接地した瞬間(写真左)からリリース(写真右)まで。

この間、SSEラインが取れているか確認しましょう。

1番重要なのが、リリースの瞬間。

リリースは正面または後方から観察します。

ボールが指にかかっている状態で観察しましょう。

大まかに3点(両肩の中心と投球側の肘)の位置を確認します。

両肩を線で結び、その延長線上に肘があるかどうかで判断します。

SSEラインで投げるコツ

腕は振るものでなく振られるもの

ポイントは股関節の使いかたと肩の柔軟性にあります。

よく「しっかり腕を振れ!」という声掛けがありますよね?

その声掛けは投球動作のメカニズムからみると間違いです。

なぜかというと、腕は体の捻じれによって動いているから。

もう少し説明すると、体の回転によって腕が振られているということです。

全く腕に力が入っていない訳ではないのですが、イメージでは腕は振られるという表現が正しいと言えます。

じゃあ腕が振れていない投手はどこがダメなのか。

いくつか原因は考えられるのですが、1つが脚の問題。

①股関節で回転する

腕の力に頼って投げてしまう選手は腕の振りが安定せずSSEラインが崩れやすい

重要なのは股関節から回転すること。

右投手の場合、回転運動は左の股関節が中心となります。

この股関節をうまく使うことで腕の振りが安定します。

そのためには柔軟性や筋力が必要になってきます。

逆にうまく使えていないことで肘下がりや体の開きの原因となってきます。

「体の開き」の解説はこちらの記事です。

②肩まわりの柔軟性が必要

胸筋が働きすぎると肩・肩甲骨の動きが悪くなり“しなり”がない硬いフォームに

股関節が使えていない人が投球動作を繰り返すとどうなるのか?

上で説明した腕に頼ってしまう投げ方が定着してしまいます。

特に胸の筋肉が硬くなっているパターンが多いですね。

胸筋には腕を下に引く力があり、肘下がりにもなりやすいのです。

なのでSSEラインでボールを投げるためには

  1. 股関節をうまく使う
  2. 肩まわりの柔軟性を保つ

ことが必要になります。

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まとめ

SSEラインは肘・肩のケガ予防に必須です。

痛みのあるなしに関わらず、投球フォームのチェックは定期的にする必要があります。

股関節と肩周りの状態も野球肘やSSEラインに影響してきます。

しっかりとしたケアもしていきましょう。

今回はこれでおわりです。最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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takuya
動作の専門家理学療法士(国家資格)、野球トレーナー 臨床8年目の理学療法士 野球選手・保護者・指導者に向けてより正確な野球の知識を発信します 【自己紹介】 ・スポーツリハ専門の理学療法士 ・高校硬式野球部トレーナーとして活動中 ・年間を通して野球の障害予防をテーマに活動中