【すぐ簡単に確認できる】内側の野球肘テスト5つの方法を紹介

今回は、現場で選手を診る時に必ずチェックしている方法を紹介します。

ここでは普段やっているよりも少し簡単な方法にしています。

本来なら経験のある整形外科医やトレーナーがしっかり確認するのですが、それを自分でするのは難しいからです。

でも、自分の体がどんな状態か確認できる方法を知っているのはとても重要です。

ぜひここで学んで日頃から確認するようにしてくださいね。

では始めます。

この記事では野球肘のチェック方法を紹介しますが、確定診断はできません。正確な診断は整形外科医の先生に診てもらうようにしてくださいね。肘の調子が悪い時は早めの受診をするように心がけましょう。

内側の野球肘テスト5つの方法を紹介

野球肘のテストとは

Photo by Jose Morales on Unsplash

ボールを投げても大丈夫なのか、肘の状態を確認するテスト

肘の骨や靭帯、筋肉を押さえたり、ストレスを加えて、痛みがあるかどうかで肘の状態を確認します。

このテストで1つでも引っかかっていると注意が必要。

肘がベストな状態ではないという事です。

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野球肘のテストの重要性

肘にはボールを投げるたびにストレスがかかっています。

どんなきれいなフォームで投げても、どんなにトレーニングをしていても。

プロ野球でも「肘に違和感があり登録抹消」のようなニュースを聞きますよね。

どんな一流の投手でもケガのリスクはあるのです。

日頃からケアをしているからでケガを防ぐことができたり、大きなケガになる前に気付くことができているのです。

そのためにテストやケアの方法を知っておく必要があります。

内側の野球肘テストの項目と方法

5つの内側の野球肘テストを紹介します。

  1. 野球肘テスト
    1. 肘の曲げ伸ばし
    2. 圧痛
    3. 外反ストレス痛
    4. 最大外旋時痛
    5. バッティング痛

肘のテストはこの5つが基本になります。

1つずつ解説していきますね。

読みながら自分の体で確認してみてください。

① 肘の曲げ伸ばし

肘の関節が問題なく動くかのテスト

テスト方法

  1. 手の平を上に向けた状態で前へ手を伸ばしましょう。
  2. 肘の曲げ伸ばしを繰り返します。
  3. 伸ばし切った時、曲げきった時に痛みがないかを確認します。

曲げ伸ばし、どっちかで痛みがあれば陽性。

曲げきった時、伸ばしきった時に痛みがある選手が多いですね。

② 圧痛

肘の骨や筋肉・靭帯を押さえて、痛みがないかを確認するテスト

少し専門的になるんですができるだけわかりやすく解説します。

肘の内側の骨(内側上顆)の周辺を確認していきます。

ここには靭帯や筋肉がくっ付いていて、内側の野球肘では痛めやすいポイントになってます。

写真の赤い印の位置です。

その周辺を触ることで簡単な肘のチェックができるのです。

内側上顆の『顆』という字は『つぶ』という意味です。

肘の内側の『つぶ』を触ると覚えてくださいね。

押さえ方は写真のように親指を使います。

テスト方法

写真は右肘の内側です。

  1. 投球側の肘を90°に曲げる
  2. 内側にある『つぶ』(写真の赤い印)を確認
  3. つぶの①肩側を押す⇒肘の骨
  4. つぶの②小指側を押す⇒肘の靭帯
  5. つぶの③肘側を押す⇒肘の靭帯

①~③を押して痛みがある場合、骨や靭帯が原因の可能性があります。

次は肘の筋肉を確認していきます。

押さえる場所は、赤い円の辺り。

痛みは自分の左右の腕で比べてみましょう。

どこか一部でも痛みがあれば陽性。

③ 外反ストレス痛

肘に内側から外側にむけてストレスをかけた時に痛みがでるかのテスト

外反ストレスというのは、ボールを押す時に肘にかかるストレスのことです。

このストレスを再現したテストになります。

テスト方法

角度によってストレスがかかる部位が変わるので3つの位置で確認します。

  • 肘を伸ばし切った位置
  • 45°に曲げた位置
  • 90°に曲げた位置

それぞれの角度で赤の矢印のように、内側から外に向けて押したときに痛みがあるかを確認します。

どれか一つでも痛みがあれば陽性。

④ 最大外旋時痛

投球動作の“しなり”の姿勢を再現したテスト

しなりの位置を取り、ストレスをかけて痛みを確認します。

テスト方法

  1. 写真の位置に腕を構えます。
  2. 手首の位置に前から後ろへ力をかけます。

力をかける時は、誰かに矢印の方向に押してもらう、または水の入ったペットボトルを持って矢印方向に腕を動かしましょう。

この位置は投球動作の中でもストレスの強いところです。

痛みがあれば陽性。

⑤ バッティング痛

バッティングで肘が伸びた時に痛みがでないか確認するテスト

バッティングでは肘の強い動きが必要になります。

その動きが問題なくできるかの確認です。

テスト方法

  1. 素振りや実際にボールを打っている時に肘に痛みがないかを確認します。

痛みがあれば陽性。

5つの内側の野球肘テストの考え方

基本的にどのテストでも痛みがない状態が理想です。

ですが、特に重要なのが③外反ストレス痛

野球肘になっている選手は外反ストレス痛がなくなっている状態がボールを投げ始める基準になります。

覚えておいてください。

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内側の野球肘テストまとめ

野球肘の内側のテスト方法についてまとめて解説しました。

内側の痛みは野球肘の中でも特に発症しやすいので注意しましょう。

日頃からのチェックやケアが野球肘にならないために必要なことです。

また、投げ方にも注意が必要です。

ここで紹介した内容は日頃からのチェックぐらいに考えておいてください。

肘の痛みがある場合は、自分で判断せず整形外科への受診をしてくださいね。

今回はこれで終わりです。最後まで読んで頂きありがとうございました。

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takuya
動作の専門家理学療法士(国家資格)、野球トレーナー 臨床8年目の理学療法士 野球選手・保護者・指導者に向けてより正確な野球の知識を発信します 【自己紹介】 ・スポーツリハ専門の理学療法士 ・高校硬式野球部トレーナーとして活動中 ・年間を通して野球の障害予防をテーマに活動中